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踊るブート法師(試運転中)
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OZZY OSBOURNE / LIVE USA[1CD]
IMTRAT / 900-024

01 Over The Mountain
02 Mr. Crowley
03 Crazy Train
04 Suicide Solution
05 Revelation (Mother Earth)
06 Steal Away (The Night)
07 Goodbye To Romance
08 Iron Man
09 Children Of The Grave
10 Paranoid

Long Beach Arena, L.A. / Feb. 1982
Irvine Meadows Amphitheatre, Laguana, CA, USA / June 12th, 1982

「ワゴンもの」(ホームセンターや駅中のワゴンなんかでよく売られている、ココロザシの低いお手軽ブート)であるどころか、2枚組で同タイトルのワゴン・ブート『LIVE USA』からブラッド・ギルス編だけを独立させてみた、という鬼のような商品。いや、その表現は正確じゃないですね。カタログ番号から察するに、まずこの独立したディスクがリリースされ、追ってジェイク編と抱き合わせの2枚組が出された、という経緯でしょう。もっとも逆の順に買ってしまった私にすればそんなことはどうでもよく、ただ単に志の低いダブりモノが棚に並んでいる光景を虚ろな目で見つめるばかりなのです(購入してから10数年経ったので、今さらショックに感じたりはしていませんが)。しかもこのブート、オフィシャル・ビデオ『SPEAK OF THE DEVIL』落としというだけでも格が一段下がるというのに、収録曲数を削りしかも曲順を入れ替えるという隠蔽工作まで行なって別ネタに見せかけようとしている、悪徳極まりないタイトルなのです。ちなみに元ビデオの収録曲は次の通りでした。

01 Over The Mountain
02 Mr. Crowley
03 Crazy Train
04 Revelation (Mother Earth)
05 Steal Away (The Night)
06 Suicide Solution
07 Instrumenntal Jam
08 Goodbye To Romance
09 I Don't Know
10 Believer
11 Flying High Again
12 Iron Man
13 Children Of The Grave
14 Paranoid

曲順を入れ替えるとは言っても丁寧な仕事なぞ施されてはおらず、“Suicide Solution”のドラムソロがブレイクを作った隙間で唐突に“Revelation (Mother Earth)”の曲名アナウンスが流れちゃったりします。その違和感といったら表現に窮するほど。ここまでやられると、録音会場・時期を適当に記載するトラップなんて可愛くすら思えてくるから不思議ですね。唯一誉められる点を探すなら、あっちの『LIVE USA』とジャケットを見比べてもらえれば一目瞭然ですが、1枚モノの時は1匹だったワニが2枚組ではちゃんと2匹に増えている……という、ワニへのこだわりぐらいでしょうか。いらないにも程があります、そのこだわり(笑)。
ただし、オフィシャル・ビデオ『SPEAK OF THE DEVIL』[写真下↓上段 VAP VIDEO / VPVR-67669] は現在DVD化されておらず、VHSも廃番ですから、せめて音だけでも聴いてみたい、というニーズには有効な1枚でしょう。とは言えこのブート自体もとっくに廃盤でしょうし、リリースされていた当時はビデオも入手可能だったのですから、やっぱりどこまでも無価値なタイトルなのでした。なお「ブラジルでのみオフィシャルDVD化された」[写真下↓中段] という情報もあるようです。また、録音クレジットの偽り方までまったく同じ状態で、ワゴンブート界のレーベル仲間であるMETAL MEMORY RECORDSから『L. A. MADNESS』[写真下↓下段 MM-90004] というタイトルでリリースされていたことがあります。

【SBD音質:★★★】
【アートワーク:★】





 
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OZZY OSBOURNE / DEEP INSIDE[1CD-R]
LANGLEY / (No number : Bonus CD-R)

01 Diary Of A Madman (SE)
02 Over The Mountain
03 Mr. Crowley
04 Crazy Train
05 Reveration (Mother Earth)
06 Steal Away (The Night)
07 Suicide Solution
08 Guitar Solo
09 Drum Solo
10 Goodbye To Romance
11 I Don't Know
12 No Bone Movies
13 Believer
14 Flying High Again
15 Iron Man
16 Children Of The Grave
17 Paranoid

Rosemont Horizon, Chicago, Illinois, USA / January 24th, 1982

オジー&ランディの超優良定番音源2公演をプレスCDでパッケージングしたマスターピース『STORM WARNING』に、初回限定ボーナスとして付けられていた1982年01月24日シカゴ公演のオーディエンス録りCD-R。この公演はオーディエンス撮影のブート映像があることでも有名ですが、そちらは“Over The Mountain”の途中から“Steal Away (The Night)”までと不完全収録でした。このCD-Rは完全収録となっていますが、音質自体はやや遠目で特筆すべきサウンドではありません。それでもランディのプレイは細かいニュアンスまで存分に味わえるので個人的にはまったく問題なし、“Suicide Solution”で音が一部こもり気味になったり、テープチェンジのためか“Goodbye To Romance”に音切れがあったりする点も無視できる範囲です。
ところがこの音源には、不自然にランディのソロが崩れてしまう箇所があるのです。具体例を挙げると最も顕著なのは“Crazy Train”のギターソロで、ソロに入って4小節めの中程から大きく乗り遅れた感じになりタイミングを見失ってしまっています。もちろん最初はプレイそのものに問題があって、「この日のランディは不調だったのか、随分とタイミングを外すなぁ」などと失礼なことを思っていたのですが、上で触れた同公演の映像を見直してみたところ、そちらではまるで崩れることなくいつも通りにクールなフレーズを流れるように弾きまくっているではないですか。これはいったいどういうことなんでしょうか。同じライヴを、どちらもオーディエンスの持ったマイクが拾っているというのに、片方のみソロがリズムを外しているだなんて、どう考えても怪奇現象です。そこでふと思い当たったのが、ミキサー卓の処理によってランディのソロに時折かけられるディレイ効果の存在でした。ステレオ感を強調するために、ソロのキメ・フレーズにくるとミキサー氏がディレイ・エフェクトのスイッチをオンにし、やや遅れた音と原音を左右に振り分けてPAから出していたようなのですが(ランディ自身が足下のペダルを操作しているような動きは見られないので、確証はありませんがディレイ効果はミキサー側でコントロールしていた可能性が高いと思います)、この音源でリズムが狂ったように聞こえる箇所は見事、そのディレイ効果が与えられた箇所に符合しているのです。すなわち、この音源は「ステレオ感を求めて左右に振り分けられたランディの音の、遅れた方の音だけが強調されて聞こえるポイント(そのときに原音が聞こえなくなるほどに偏ったポイント)で録音された」ということになります。でも、そんな場所が場内にあるのでしょうか? 例えば、この音源がオーディエンス録りとは思えないほどにクリアかつ迫力あるサウンドであれば、“遅れた音だけを出すモニタースピーカー”の直前で録った、などの仮説が立てられるのですが、残念ながら客席で録ったとか思えない音像です。ていうか、そんなモニターはふつうは存在しないでしょう。タイミングの狂ったソロを中心にモニタリングしても意味無いですからね。そもそもいかにステレオ感を強調するとは言っても、会場内のバランスとしてはやはり原音の方が大きく鳴り響いていたはずです。映像はスタンド席正面やや下手寄りから撮影されていますが、そのポイントではディレイ音の方はほとんど聞こえない程度のバランスとなっています。仮に上手か下手どちらかに極端に寄った位置でこの音源が録られていたとしても、ここまであからさまにアンバランスなサウンドにはならないはずです。ましてやステージが多少遠くに感じられる音質なんですから、それだけPAスピーカーから距離があると考えられ、そうであれば分離効果は弱くなっているでしょうから尚更偏りにくいワケですよね。いったいこの音源は、会場のどの席で、どのようにして録音されたものなのか……そういう解けない謎を手のひらで転がしながら聴くというのも、またブート好きにとっては格別の楽しみだったりするのであります。
同公演を収録したブートにはもう1タイトル『FLYING HIGH AGAIN』[写真下↓ DAT-013] があります。未聴なのですが、さてコレも同じアンバランス音源なのでしょうか……。
なお、オジーにもいくつかタイミングや音程を外している箇所があるのですが、そちらは単なる“芸風”なのでご安心ください(ビデオでもちゃんと外してくれていました/笑)。

【AUD音質:★★★】
【アートワーク:★★★★】

 
 

OZZY OSBOURNE / STORM WARNING[2CD]
LANGLEY / LANGLEY DELUX 002

Disc 1
Music Hall, Cleveland, Ohio, USA / May 11th, 1981
01 Carl Orff "Carmina Burana"
02 I Don't Know
03 Crazy Train
04 Believer
05 Mr. Crowley
06 Flying High Again
07 Reveration (Mother Earth)
08 Steal Away (The Night)
09 Drum Solo
10 Suicide Solution
11 Guitar Solo
12 Iron Man
13 Children Of The Grave
14 Paranoid

Disc 2
St. Denis Theatre, Montreal, Canada / July 28th, 1981
"BEST OF THE BISCUIT" aired on May 2nd, 1982
01 Flying High Again
02 I Don't Know
03 Crazy Train
04 Believer
05 Mr. Crowley
06 Suicide Solution
07 Randy Rhoads Guitar Solo
08 Revelation (Mother Earth)
09 Steal Away (The Night)
10 Tommy Aldridge Drums Solo
11 Paranoid

St. Denis Theatre, Montreal, Canada / July 28th, 1981
"THE KING BISCUIT FLOWER HOUR" aired on September 13th, 1981
12 I Don't Know
13 Crazy Train
14 Believer
15 Mr. Crowley
16 Iron Man
17 Children Of The Grave

過去において超優良定番アイテムとなっていたオジー&ランディの2大ライヴ音源を、最高峰の音質およびプレスCDの形態で商品化。まさに最終ヴァージョンと呼ぶべき銘品となりました。いったい同じ音源にいくらカネを払ってきたのか……そう考えると悔しくもあるのですが(笑)、これでようやく打ち止めでしょう。
まずディスク1には、オフィシャル・ライヴ『TRIBUTE』の元音源となった1981年05月11日のクリーヴランド公演を収録。これまでは『CLEVELAND COMPLETE』が同一音源決定版の栄誉に浴していましたが、本リリースにあたってさらにリマスタリングが施され……と言っても不自然に低音・高音を強調したありがちな過剰リマスタリングに陥ることもなく、より豊かでナチュラルな音像に仕上がっています。喩えるなら、『CLEVELAND COMPLETE』サウンドの表面にあった薄い埃の膜を丁寧に拭き取って磨き上げ、音のレンジを若干広げたようなイメージでしょうか。リマスタリングでエッジが立ちすぎるどころか、かえって音の輪郭が丸くなった印象さえあります。そして何より『CLEVELAND COMPLETE』がCD-Rブートだったことを考えれば、プレスされたことによる安心感には音像の変化以上の価値があるでしょう。
ディスク2には1981年07月28日のモントリオール公演でレコーディングされた“THE KING BISCUIT FLOWER HOUR”音源を原盤から収録。『RANDY YEARS』は資料的に優れたブートでしたが、演奏そのものを味わうのに最適だったかと言えばさにあらず、やはりこうして演奏の鑑賞に集中できるスタイルの方がベターなように感じます。こちらもCD-Rブートだった『RANDY YEARS』に比して、最終ヴァージョンと讃えるべきプレスCDでリリースされたことで同一音源の頂点に立ったと言えるでしょう。(この音源に関しては「1981年7月28日セント・デニス・シアター(モントリオール)公演総覧 」もご参照ください)
なお、初回リリース時には1982年01月24日のシカゴ公演をオーディエンス録りで収録したボーナスCD-R『DEEP INSIDE』がセットされていました。

【SBD音質:★★★★★】
【アートワーク:★★★★】
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