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踊るブート法師(試運転中)
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JUDAS PRIEST / RED HOT TOKYO 1978[1CD]
FULL METAL JACKET / 0505002

01 Introduction
02 Exciter
03 White Heat, Red Hot
04 The Ripper
05 Sinner
06 Beyond The Realms Of Death
07 Better By You, Better Than Me
08 Victim Of Changes
09 Diamonds And Rust
10 Genocide
11 Starbreaker
12 Tyrant

Tokyo, JAPAN / July 1978

記念すべきJUDAS PRIEST初来日公演のステージングをほぼフルサイズで収録した(“Genocide”におそらくはテープチェンジによる音切れアリ)、優良サウンドボード音源ブート。全体に平板な音像で、オーディエンスノイズも微少なために“臨場感”の点ではあまり誉められたサウンドと言えませんが、翌年の再来日公演が名オフィシャル・ライヴ盤『UNLEASHED IN THE EAST』にまとめられていることを思えば、「初来日の様子をサウンドボード音源で記録している」というだけで、このブートにはすでに十分な価値があると言えるでしょう。若さゆえロブのヴォーカルにはまだ威厳/風格があまり感じられず、やたらとハイトーンばかりが耳に付いてあまり“巧いヴォーカリスト”という印象は残りませんが、それはそれでかえって新鮮だったりもします。翌年の『UNLEASHED IN THE EAST』と聴き比べれば、先方が大幅なオーヴァーダブを施したオフィシャル盤であることを割り引いても、バンド・アンサンブルを含め彼らが1年でいかに成長したかを実感できる好タイトルです。

なお録音会場・録音日に関するクレジットはなく、MCにも会場・日時を示唆する部分はないのですが、ネットで拾った当時の告知チラシ(写真下)によれば、東京での初来日公演は
・7/25 中野サンプラザホール
・7/29 郵便貯金ホール
・7/31 新宿厚生年金会館(昼夜2回公演)
の計4本が行なわれたようなので、収録はこの中のいずれか、ということになります。もっとも2度のアンコール(“Starbreaker”と“Tyrant”)に応えていることから、少なくとも厚生年金会館の昼公演という可能性は低いでしょう。

【SBD音質:★★★★】
【アートワーク:★★★】

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OZZY OSBOURNE / BLIZZARD OF TORME[1CD-R]
LANGLEY / LANGLEY-206

01 Intro : Diary Of A Madman
02 Over The Mountain
03 Mr. Crowley
04 Crazy Train
05 Reveration (Mother Earth)
06 Steal Away (The Night)
07 Suicide Solution
08 Brenie Torme Guitar Solo
09 Tommy Aldridge Drum Solo
10 Goodbye To Romance
11 I Don't Know
12 Believer
13 Flying High Again
14 Iron Man
15 Children Of The Grave
16 Paranoid

Coliseim, New Haven, CT, USA / April 3rd, 1982

1982年3月19日のセスナ機事故でランディ・ローズが急逝、オジーはツアーを続行するために何人かのギタリストと接触し、白羽の矢をバーニー・トーメに立てます。しかしながらバーニーはわずか8公演に参加したのみでバンドを離れ、後任のブラッド・ギルスにその座を譲りました。なぜバーニーは早々に戦線を離脱したのでしょうか?

その理由に関しては、当初からいくつかの憶測めいたうわさ話がなされてきましたが、全8公演中3ステージ目にあたる同年4月3日ニューヘヴン公演の模様を収録したこのオーディエンス録音ブートを聴く限り、やはり“メンタルな面で問題があった”と思うしかないように感じます。テクニック的には微塵の不安もないはずの人材でありながら、この音源では随所でアーミングを多用しつつフレーズを探っているような様子がうかがえ、ランディのフレーズとはかけ離れた、曲に合わない(曲を壊す)ソロを弾いてしまっているのです。合流初ライヴならいざ知らず、3ステージ目ともなればリハーサル(もしくは自発的なフレーズ造り)の猶予が少ないながらも決して皆無だったとは思えないだけに、正直首をかしげたくなる出来です。もちろんあまりに急な参加であり、精神的に余裕がなかったであろうことは想像できるのですが、キャリアのあるプロ・ギタリストとして彼はこのブートで聴かれるソロ・プレイを本当に良しとしたのでしょうか。バーニーの公式サイトによれば、イギリスにいた彼は3月22日(もしくは23日)にバンド参加の要請を受け、作品を聴いたことがなかったためにオジーのアルバムを買いに走り、27日にL.A.に到着してオーディション、その後4月1日には最初のステージに立っているのですから、準備期間がほとんどなかったことは理解できます。いくらオジーやシャロンを始め皆が親切にしてくれたとは言っても、慣れないアメリカの地に渡って急遽参加したバンドですから、いきなり「安定したプレイを聴かせろ」と求めるのも無理な話なのかもしれません。しかし、例えば感涙なくしては聴けない名曲“Goodbye To Romance”におけるこの、フラついてまるで旋律の体を成していないフニャらけたソロを聴いてしまうと、やはり私には「ちゃんと弾けよバーニー……」としか言えないのです。上記の公式サイトにおける記述からは、彼の抱えた「ランディの代用品という立場にどうしても自分を置くことができなかった」「他人のフレーズを模倣することが許せなかった」といった類の苦悩を読み取れるのですが、後を受けたブラッドやジェイクが同様の問題を克服し、しっかりとランディのフレーズを活かしながら自分のプレイを確立させる、という成果をみせているだけに、どうしても“それを言い訳に逃げたバーニー”というイメージが拭えません。もちろん十分な時間が与えられたとして、そのときに完成するオジー+バーニーというコラボレーションがどういう結果を生んだのかは闇の中であり、元よりギター・スタイルがオジーには合わないギタリストだった、という懸念もあるにはあるのですが、少なくとも時間がないという状況下において彼は、自分のアイデンティティを押し殺してでも、最低限ランディの完コピでも構わないから、曲を死なせるようなソロは弾くべきではなかったのです。それを許さなかった“自我/信念の強さ”こそが、“メンタルな部分での問題”となって表面化したのではないだろうか……、そう考えさせられます(完コピの時間も無かった、完コピの方が時間がかかる、と言われたらそれまでなんですけどね)。

彼自身もやはりこのブートで聴かれるプレイを良しとはしていなかったのか、4月5日の晩に「もう辞めたい、でも後任が見つかるまでは続ける」とオジーに申し出てバンドを去ることになります。人間性、タイミング、相性……すべてにおいて物事が上手く噛み合わなかったのでしょう。ランディの急逝という不幸が、更なる別の不幸を呼び込んでしまったような気がします。

*バーニー自身のコメントに「初ステージは4月1日のペンシルヴァニア公演」とあるのですが、一部情報では“3月31日スプリングフィールド公演”というバーニー参加テープが存在するんだそう。果たしてまがい物か、本人の記憶違いか……。

【AUD音質:★★★】
【アートワーク:★★★】
 

OZZY OSBOURNE / ULTIMATE JAKE[1CD-R + 1DVD-R]
LOST AND FOUND / LAF360/361

Disc 1 (CD-R)
"MONSTERS OF ROCK 1984"
Castle Donington, UK / August 18th, 1984
01 I Don't Know
02 Mr. Crowley
03 Rock 'N' Roll Rebel
04 Bark At The Moon
05 Revalation (Mother Earth)
06 Steal Away (The Night)

"MONSTERS OF ROCK 1986"
Castle Donington, UK / August 16th, 1986
07 Suicide Solution
08 Never Know Why
09 Mr. Crowley
10 Shot In The Dark
11 I Don't Know
12 Killer Of Giants
13 Thank God For The Bomb
14 Iron Man
15 Crazy Train
16 Paranoid

Disc 2 (DVD-R)
"US FESTIVAL"
Glen Helen Park, San Bernadino, CA, USA / May 29th, 1983
01 Paranoid
02 Mr. Crowley
03 Crazy Train

"ROCK POP FESTIVAL"
Westfalenhalle, Dortmund, Germany / December 18th, 1983
04 I Don't Know
05 Mr. Crowley
06 Bark At The Moon
07 Center Of Eternity
08 Carmine Appice Drums Solo
09 Iron Man
10 Paranoid

"THE TUBE"(TV)
Mayfair, Newcastle, UK / February 28th, 1986
11 Shot In The Dark
12 The Ultimate Sin
13 Never Know Why

ジェイク・E・リー在籍時の優良音源(映像)を詰め合わせた、お得なオジーのCD-R+DVD-R抱き合わせブート。
ディスク1には2年分の“MONSTERS OF ROCK”音源がサウンドボード・ソースで収録されています。どちらもコンプリートには及んでいませんが、その欠落曲の存在が残念に思えて仕方なくなるほどにクォリティの高いライヴを展開。テクニカルなフレーズを連発するジェイクの音に、イヤでも耳を持って行かれます(別にイヤじゃないんですけどね)。1984年ヴァージョンでは、加入直後というワケでもないのに“Mr. Crowley”のソロワークが一部ぎこちなかったりして、さすがのジェイクも一大イベント“MONSTERS OF ROCK”には多少ビビったりするもんなんですかねぇ、と思ったのも束の間、1986年になると当然ながらしっかり自分のものとして弾きこなせているワケで、さぞや幾多の大舞台を経て技巧面でも精神面でも成長したのであろうなぁ、などと感慨深くなったりしました。
ディスク2は、初めてステレオで収録されたという触れ込みの“US FESTIVAL”(3曲のみ、コンプリートだったら手放しで喜べたのになぁ)に始まり、メタル勢のビッグネームが一堂に会したことで有名な“ROCK POP FESTIVAL”(これまた不完全映像)と、英国のライヴ番組“THE TUBE”出演時の映像を収録。“US FESTIVAL”のみやや揺れのあるジェネレーションの低い画質ですが、“ROCK POP FESTIVAL”は文句ナシ、“THE TUBE”に至ってはオフィシャル級と呼んでも差し支えないほどの高画質です。あくまでもジェイクのカッコ良さを観る/聴くためのブートですが、個人的には異なる3組のリズム隊を一度に味わえるあたりも、案外美味しいポイントなのではないだろうか、と思ったりもしました(異なる3組:“US FESTIVAL”はトミー・アルドリッジ+ボブ・デイズリー組、“ROCK POP FESTIVAL”はカーマイン・アピス+ボブ・デイズリー組、“THE TUBE”はランディ・カスティロ+フィル・スーザン組)。“ROCK POP FESTIVAL”では、ヨーロッパ圏のフェスゆえ“Center Of Eternity”がUK盤に準じて“Forever”とクレジットされていて、普段はこの曲がそんな異名を持っていたことなど忘れてるもんだから、画面の曲名を見て一瞬「え?」と身構えてみたり(笑)。
コンプリートではない題材がほとんどで若干の欲求不満は感じましたが、品質の高いジェイク音源/ジェイク映像を手軽に楽しむには適当なコンピレーションかもしれません。

【SBD音質:★★★★〜★★★★★】
【Pro Shot画質:★★★〜★★★★★】
【アートワーク:★★★★】
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