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踊るブート法師(試運転中)
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UFO / SHAKIN' IN THE SEVENTIES[2CD-R]
BUCKLED LABEL / BD-031/032

Disc 1
01 Electric Phase
02 Hot 'N' Ready
03 Cherry
04 Pack It Up And Go
05 Out In The Streets
06 Let It Roll
07 Too Hot To Handle
08 Love To Love
09 On With The Action
10 Doctor Doctor
11 Lights Out
12 Rock Bottom
13 Shoot Shoot

Disc 2
01 Only You Can Rock Me
02 Lights Out
03 Love To Love
04 On With The Action
05 Doctor Doctor
06 Out In The Streets
07 Lights Out
08 Too Hot To Handle
09 Let It Roll

Disc 1 Track 1-13, Disc 2 Track 1 : San Diego, CA, USA / April 2nd, 1979
Disc 2 Track 2-6 : Miami, FL, USA / 1977
Disc 2 Track 7-9 : Roundhouse, London, UK / 1977

ポール・チャップマン時代初期となる1979年4月2日サンディエゴ公演のオーディエンス音源をメインに、マイケル・シェンカー時代の小ネタ2つを盛り合わせたCD-Rブート。1979年4月と言えば2度目の来日の2ヵ月前ということで、メイン音源は当時の来日セットリストにほぼ準じた構成になっているようです。前半は当時の平均的オーディエンス録りにやや劣る音質ながら、中盤から演奏のテンションが上がるにつれて聴き応えのあるものに変化していきます。残響音が若干キツいきらいはありますが、昔のオーディエンス音源に慣れた耳であれば問題なく楽しめるレベルでしょう。難点もせいぜい“Hot 'N' Ready”で数秒音がユレる、“Pack It Up And Go”で音量が数秒落ち込む、“On With The Action”が途中から……ぐらいのもので、総じて安定した音源と言えます。“Lights Out”ではいつものようにご当地名“サンディエゴ”が歌詞に組み込まれるのですが、その納まり具合の悪さはなかなかのものです(笑)。よく確認できないのですが、ひょっとしたら“サン”を省いて“♪ライツアウ、ライツァウ、ディエ〜ゴ”と歌っているのかもしれない……と思ってしまうぐらいに“サンディエゴ”とちゃんと言ってもらえていません(字余りなんだから当然ですけどね)。“Shoot Shoot”では、ソロのバッキングでピートが構成を間違っているように聞こえます。一旦そこで曲が崩れかけるだけに、歌パートに進んでも戻ってこないフィルが心配になるのですが、どうやら客席を煽りながら引っ張っていた模様。とは言ってもオーディエンスと掛け合いをするでもなく、歌に戻るタイミングもいささか不自然なので、ひょっとしたら曲を立て直しつつ様子をうかがっていた可能性もあったりして(同時期の別音源があれば比較できるのですが、あいにく所有ナシ)。

盛り合わせ音源その1は、1977年フロリダ州マイアミ公演のオーディエンス録音。メイン音源よりは聴きやすく迫力のあるサウンドですが、特筆すべきほどではなく、時代的に見ても凡庸な感じです。ただし、そんな音質うんぬんを言う余裕なんぞないほどにマイケルのプレイに終始釘付け。中でも“On With The Action”の突き抜けっぷりは見事のひと言に尽きます。どうしてこの名曲がオフィシャル・ライヴ『STRANGERS IN THE NIGHT』に収録されていないのか? もしこの盛り合わせ音源やメイン音源で披露されているアレンジ(“On With The Action”が終わってピアノだけが残り、“Doctor Doctor”のイントロへと静かに繋がっていく、という感涙必至のスタイル)で収録されていたなら、ただでさえ名盤と誉め讃えられる『STRANGERS IN THE NIGHT』の価値が数倍にも数十倍にも膨れ上がったことでしょうなぁ。残念でなりません。

盛り合わせ音源その2は、1977年のロンドン・ラウンドハウス公演。クレジット表記はそこまででしたが、会場名が正確なら日付は6月12日となるようです。こちらは、ひずみはあるものの一応は放送用音源らしきサウンドボードもの。しかしながらわずか3曲収録の上に、“Too Hot To Handle”の2:31に雑な編集跡があったり、一瞬ながら回転ムラを生じている箇所もあったりでスッキリしない出来でした。もっとコンディションの良い長尺版があれば探してみたいところ。

ちなみに、アメフト用のスタジアムで撮られたとおぼしき表ジャケ(B.C.リッチを持つポール・チャップマン入り)は、この写真↑では分かりづらいでしょうがピンボケということもあって、凄まじくカッコいい裏ジャケ写真に跡形もなく存在感を奪われてしまっています。ていうか、このブートは完全に“裏ジャケ買い”でした。当然のように上半身はネイキッドなピート、鳶職の方々がお召しになりそうな作業ズボンと同系色のジーンズをはいて負けじと半裸体になっているフィル、時計を見ながら「あと2曲ぐらいで終わりかぁ、今日の夕飯は何にすっかなー」と思案中らしき前ボタンひとつ留めのマイケル、そして奥の壁に貼られた妙なポスター……嗚呼、美しい。この世のモノとは思えない波動を感じる光景です。折角なので下↓に大きく飾っておきましょう(クリックで拡大)。それにしてもこのマイケルのシャツはすごいなぁ(笑)。

【AUD音質:★★〜★★★/SBD音質:★★★】
【アートワーク:★★★(裏ジャケ写真のみ ★★★★★)】

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