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踊るブート法師(試運転中)
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OZZY OSBOURNE / LET'S GET CRAZY![2CD]
OH BOY / 2-9104

Disc 1
01 Mr. Crowley
02 Center Of Eternity
03 Revalation (Mother Earth)
04 Steal Away (The Night)
05 Bark At The Moon
06 Rock 'N' Roll Rebel
07 Suicide Solution
08 Flying High Again
09 Iron Man
10 Crazy Train
11 Believer
12 Paranoid

Disc 2
01 Bark At The Moon
02 Shot In The Dark
03 I Don't Know
04 Killer Of Giants
05 Thank God For The Bomb
06 Flying High Again
07 The Ultimate Sin
08 Iron Man
09 Crazy Train
10 Paranoid

Disc 1 Track 01-10/12 : The Salt Palace, Salt Lake City, Utah, USA / March 18th, 1984
Disc 1 Track 11 : Music Hall, Cleveland, Ohio, USA / May 11th, 1981
Disc 2 : Kemper Arena, Kansas City, Missouri, USA / August 24th, 1986

名盤・駄盤が渾然一体となっ蠢いているブート・ワールドではありますが、ここまでのダメダメ盤はそうそう見当たらないんじゃないでしょうか。
3枚組以上ならまだしも2枚組なのにブサイクな厚型ケースに納められてしまっている点は、1991年リリースという時代性を考えれば仕方のないことかもしれません。曲順を変えたビデオ『BARK AT THE MOON』落としの音源に、ランディ・ローズ期の定番ネタ(オフィシャル盤『TRIBUTE』の元となった1981年5月11日のクリーヴランド音源)を1曲だけ混入させて、さも珍しいセットリストであるかのような素振りをしているディスク1の悪徳ぶりも相当なものですが、それは今年に入って正規DVD化されたビデオ『THE ULTIMATE OZZY』[写真下↓] の編集前音源を収録したディスク2の美味しさで相殺してあげてもいいでしょう。ディスク2のレーベル面には有名な“OH BOY イラスト”がモノトーンでシックにレイアウトされていて、見た目にもクールで評価できますしね(ディスク1はメタリックブルー&レッドでちょっと派手すぎ)。アルバムタイトル末尾の“!”が場所によって付いていたりいなかったりするいい加減さは、文句を言うに値しないブートならではの妙味ですらあります。

では、なにがそんなにダメダメなのか。
ひと目見てお気づきだとは思いますが、ジャケットの人物がオジーではないのです(笑)。
一部情報によればこの人はRATTのドラマー、ボビー・ブロッツァーなんだそうで、フロントメンバーならまだしもドラマーの顔が見分けられるほどにはLAメタルに詳しくないので確証はありませんが、どう見てもオジーじゃないことだけは間違いありません(似てはいますけどね)。関係のないイラストやイメージショットならいざ知らず、勘違いから堂々と他人をジャケットに据えている……いくらブートでもこんなダメダメ盤はまずないでしょう。
まさに“Oh boy...”(やれやれ……)って感じですね。

【AUD音質:★★★〜★★★★】
【アートワーク:★】

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QUIET RIOT / LIVE AT STARWOOD CLUB '79[1CD]
(No Label) / ME-030

01 Intro - Riot Reunion (Gonna Have A Riot)
02 One In A Million
03 Breaking Up Is A Heartache
04 Picking Up The Pieces
05 Set Me Free
06 (Unreleased Song) - Drums Solo
07 Killer Girls
08 Laughing Gas - Randy's Guitar Solo
09 Back To The Coast - Bass Solo
10 Slick Black Cadillac
11 Riot Reunion (Reprise)
12 She's So Truculent
13 Don't You Want It Back
14 Flame On
15 Flame On (Instrumental)

Track 01-11 : Starwood Club, Hollywood, CA, USA / October 25th, 1979
Track 12-15 : VIOLET ROSE's Demo
Track 12-15 : VIOLET FOX's Demo

1979年10月25日のスターウッド・クラブ公演を収録した、非常に音質優良なオーディエンス録音ブート。オーディションを経て同年11月にはすでにBLIZZARD OF OZZが形を成していたことから、ランディ加入時代のQUIET RIOT最終期のライヴと言えます。“Breaking Up Is A Heartache”のメインソロや“Set Me Free”終盤のアルペジオ、単独のソロタイムにおけるメロウパートなど、随所でBLIZZARD OF OZZ加入後の作品に流用されるプレイが確認でき(それぞれ“You Lookin' At Me, Lookin' At You”のソロや“Dee”“Goodbye To Romance”に発展)、オジーの下に移籍したからといって彼が突然変異的に成長したワケではないことの証となっているのですが、逆を考えれば本作はQUIET RIOTがランディの才能を活かしきれていなかったことを証明する音源ともなり、バンドメンバーや環境がどれだけミュージシャンひとりの成否を左右するのか、それを立証している重要なタイトルだとも言えるでしょう。
ボーナスとして収録されたトラック12〜15は、QUIET RIOT加入以前にランディが結成してたとされているバンド、VIOLET FOXのデモ音源。『SUICIDE SHOW (A COLLECTION OF UNRELEASED TRACKS)』と同一テイクですが、リマスタリングされているのかこちらの方がやや高音質になっています。
クレジットではそのVIOLET FOXをVIOLET ROSEと誤記している他、トラック6を曲名不明扱いとしていますが、ライヴ部分が同音源と思われる別ブート『SLICK BLACK HOLLYWOOD』[写真下↓] によれば、“Good Time Tonight”なる曲名が付けられていたようです。

【AUD音質:★★★★】
【アートワーク:★★】

 
 

RANDY RHOADS / GUITAR SEMINAR[1CD]
SHOUT TO THE TOP / STTP 181

01 Private Lesson with Student Musonia N / Hollywood, CA / 1979 (1) (10:21)
02 Private Lesson with Student Musonia N / Hollywood, CA / 1979 (2) (12:47)
03 Private Lesson with Student Musonia N / Hollywood, CA / 1979 (3) (07:42)
04 Second Session / Music City, Greensburg, PA / Feb 2, 1982 (38:15)
05 QUIET RIOT Show / Whiskey A Go-Go, LA, CA / Jan 25, 1979 (04:57)

ランディが母ドロレス・ローズの営む音楽教室“MUSONIA MUSIC SCHOOL”でギター講師を務めていたときの様子を伝える、貴重な同録音源ブートです。録音月日は不明ですが、1979年であれば時期的にはオジーのオーディションを受ける直前になるでしょうか。彼が通常どのようなスタイルでギターを教えていたのかは不詳ですが、ここで聴けるレッスンは複数人を相手にした授業形式ではなく、タイトルにプライベート・レッスンとあるように特定の生徒を対象にした個人指導形式のものです。トラック1〜3にわたって「流麗なソロを弾いてみせるランディ師と、つたない指遣いで必至にそれを追いかける生徒N」という構図が展開されています(一部に「ヘヴィでグッとくるバッキングを弾くランディ師と、それにつたないソロを乗せる生徒N」という風景も)。速いパッセージをゆっくりと、音が拾える速度で弾いてみせてくれている点など、ランディ・フレーズの解析には重要な材料となる音源と言えるでしょう。
つづくトラック4は1982年02月02日、ペンシルヴェニア州グリーンズバーグ公演の会場となったミュージック・シティの楽屋で収録されたとおぼしき、インタヴュアー(音楽誌の記者か?)との質疑応答およびギターを使った奏法解説の同録音源です。音声がやや不明瞭な上に、ランディが比較的聞き取りにくい口調であるため、私程度のリスニング能力では会話の内容まで踏み込んで把握できず残念なのですが、“Revalation (Mother Earth)”や“Diary Of A Madman”のソロ/テーマをじっくりと弾き聞かせてくれる奏法解説だけでもその価値は十二分でしょう。バッキングを伴わない分だけ、ギターワークの華麗さが際立っています。残るトラック5は取り立てて聴きどころのない、蛇足的なオマケ音源でした。

【AUD音質:★★★】
【アートワーク:★★★】
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