
OZZY OSBOURNE / STILL BELIEVER[1CD]
SHOUT TO THE TOP / STTP-066
01 Diary Of A Madman 〜 Over The Mountain
02 Mr. Crowley
03 Crazy Train
04 Revalation (Mother Earth)
05 Steal Away (The Night)
06 Suicide Solution
07 Guitar Solo
08 Drums Solo
09 Goodbye To Romance
10 I Don't Know
11 No Bone Movies
12 Believer
13 Flying High Again
14 Iron Man
15 Children Of The Grave
16 Paranoid
Wings Studium, Kalamazoo, MI. / Feb. 9th, 1982
元にしたテープのコンディションがあまり良くなかったのか、サウンドボードながら少々音がウネってしまっているあたりがなんとも残念な1枚。ウネりは特にキーボードの音に顕著で、“Mr. Crowley”のイントロは聴いていて気持ちが悪くなるほどです。ランディのソロは随所で大きく左右に振り分けるディレイ・エフェクトがかけられており、カッコ良かったり鬱陶しかったりと微妙なところを突いています(これは会場への効果を目的としてミキサー卓で行なわれたエフェクト操作が、そのままライン録音にも反映されてしまったものでしょう)。“Beliver”のイントロで音が片チャンネルに寄ってしまう、“I Don't Know”が中盤でフェイドアウトしてしまう、“No Bone Movies”の前半が欠落している、と言ったマイナスポイントもあるものの、ランディの演奏自体は気合いの入った白熱プレイなので、安心して聴けるなかなかの良盤です。いずれも未聴ながら同内容とおぼしきブートには『DIARY OF A MIAMI』[写真下↓上段 UMB UM0042] や『MEMORIAL』 [写真下↓中段]、『PAGES FROM MY DIARY 1982』 [写真下↓下段] など があります(『DIARY OF A MIAMI』は難のある“I Don't Know”と“No Bone Movies”を省いているようです。いや、そんなことよりなぜ『マイアミ日記』なのかの方が気になりますな。『STILL BELIEVER』のクレジットが正確なら、マイアミのあるフロリダ州ではなくミシガン州での音源となるはずなのですが……。ブート業者が州の省略表記“MI”を読み違えたか?/笑)。
アートワークも丁寧な仕事が為されていますが、中ジャケの「買い物に疲れてバス停のベンチについ腰掛けてしまった、生活に追われてるメイクの濃いオバハン」のようなオジーは評価の分かれるところでしょう。そんなオジーを確認してみたい方は
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【SBD音質:★★★】
【アートワーク:★★★★】

