
OZZY OSBOURNE / ANOTHER TRIBUTE[1CD]
METAL MEMORY RECORDS / MM-90003
01 Flying High Again
02 I Don't Know
03 Crazy Train
04 Believer
05 Suicide Solution
06 Revelation (Mother Earth)
07 Steal Away (The Night)
08 Paranoid
Starplex Auditorium, Dallas, Texas / Aug. 1981St. Denis Theatre, Montreal, Canada / July 28th, 1981
完璧な放送用音源(“THE KING BISCUIT FLOWER HOUR”用)なので楽器間のバランスも良く、オーディエンスの歓声も絶妙のさじ加減でミックスされている臨場感満点の逸品(1990年リリース)。随所でランディのオブリガードが光りまくってます。難を言えば、たまにドン・エイリーのキーボードが陳腐な音色になってしまっていることと、トータル44分弱と短いことぐらいでしょう。
オジーの調子はいつも通りで“Crazy Train”のサビなんてヘロヘロですが、そこに「ああ、今日もオジーらしさが大爆発だわ!」と喜びを感じられるようにならなければ、オジーが歌うブートなんて聴いていられません(笑)。“Revelation (Mother Earth)”の4分22秒にピー音あり、消されたのはもちろん“Fuckin'”でしょうね。
収録クレジットは1981年8月のスタープレックス・オーディトリアム公演(ダラス)となっていますが、正しくは1981年7月28日のセント・デニス・シアター公演(モントリオール)です。このライヴを収録した音源は、次のふたつの異なった編集でオンエアされました。
・1981年09月13日放送分、番組名“THE KING BISCUIT FLOWER HOUR”
I Don't Know/Crazy Train/Believer/Mr. Crowley/Iron Man/Children Of The Grave
・1982年05月02日放送分、番組名“BEST OF THE BISCUIT”
Flying High Again/I Don't Know/Crazy Train/Believer/Mr. Crowley/Suicide Solution/Revelation(Mother Earth)/Steal Away(The Night)/Paranoid
このうち、どうやらコレは後者をエアチェックしたモノのようなのですが、なぜか“Mr. Crowley”のみ未収録となっています。その後、同音源のアップグレード盤2タイトル
(放送用原盤ダイレクト起こしでCM入りの『RANDY YEARS』 [写真↓下段左上 LANGLEY LG-0181] と、CMカット処理済みの『STORM WARNING』 [写真↓下段右上 LANGLEY DELUX 002] )がリリースされたので、この『ANOTHER TRIBUTE』自体は今や無用の長物なのですが、“愛着”という二文字に守られて売り飛ばされることなくラック内に棲息中です(笑)。
近年では、“Mr. Crowley”を欠いている点まで収録曲目が同一な上に、クレジットもしっかり“Starplex Auditorium, Dallas, Texas / Aug. 1981”と間違えていることから明らかに『ANOTHER TRIBUTE』のコピー盤だと思われる危険盤『ALWAYS WITH RANDY』 [写真↓下段左下 SMOOTH DANCER SD-9056] も市場に出回りました。その他、超定番音源ゆえに同内容別タイトルのブートが山ほどあるようなので、別項でまとめてみました。→
「1981年7月28日セント・デニス・シアター(モントリオール)公演総覧 」ちなみにパッケージに値札が貼りっぱなしになっていて、それによるとDISCLANDで¥3,980で購入したようです。結構な高値だったんですなぁ。
【SBD音質:★★★★】
【アートワーク:★★】



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