
OZZY OSBOURNE / ONE UP THE B-SIDE[1CD]
BLUE EYES RECORDS / BER 004
01 Walk On Water [w/BEAVIS & BUTT-HEAD]
02 Shake Your Head [w/KIM BASINGER]
03 Slow Down
04 One Up The B-Side
05 Perry Mason (Live Version)
06 I Don't Want To Change The World (from "NO MORE TEARS" Session)
07 Mama, I'm Coming Home (from "NO MORE TEARS" Session)
08 Desire (from "NO MORE TEARS" Session)
09 Time After Time (from "NO MORE TEARS" Session)
10 Won't Be Coming Home (S. I. N.) (from "NO MORE TEARS" Session)
11 Mrs. J. (from "NO MORE TEARS" Session)
12 Liar
13 Iron Man [w/THERAPY?]
14 Pictures Of Matchstick Men [w/TYPE O NEGATIVE]
15 I Ain't No Nice Guy [w/MOTORHEAD]
『NO MORE TEARS』制作時の流出テイクを核に、コラボレーション楽曲やアルバム未収録曲などを寄せ集めたコンピレーション・ブート。1995年のリマスター・シリーズを模したジャケットが一瞬だけ丁寧な仕事を思わせるも、見開き内側は印刷がズレズレで上部に無駄な余白が出来まくりだし、折りが正確ではないためにブックレットはちょっとゆがんでいるし、よく見ると表ジャケのトリミングされたオジーも枠が曲がっているみたいだし……と、随所で実にブートらしいテキトーさを感じさせてくれます。同種ブートの別タイトル
『RARITIES / OZZY OSBOURNE』同様、4枚組オフィシャルボックス『PRINCE OF DARKNESS』がリリースされた時点で本作も存在価値は大きく下落してしまいましたが、カブり率が100%ではないだけに多少の所有意義はまだあると言えましょう。
さて、『RARITIES』ではミシェル・ファイファーとの共演とされ、その実態は WAS (NOT WAS) とのコラボレーションだった“Shake Your Head”ですが、こちらでは“キム・ベイシンガーと共演”とクレジットされており、「何だよまた嘘クレジットかよ」と中指を立てながら聴いてみたらこれがなんとまるで別の曲。どちらもチャカポコしたテクノチックなナンバーながら、バックトラックも歌の旋律も全く異なっています。単なる別アレンジなのか、同名異曲なのか……。女性ヴォーカルの正体がキム・ベイシンガーかどうかは知る由もありませんが、オジーの声はちゃんと確認できるのでフェイク曲ではなさそうです。なお、こちらにはサブタイトル“Let's Go To Bed”が付けられていませんが、リフレインにはやはりそのフレーズが出てきます。どういうことなんでしょうね。
なお、裏ジャケには“南アフリカで印刷”とあり、盤面には“イスラエルで印刷”と書かれていますが、どうせ嘘八百でしょうな。BLUE EYES RECORDSという会社はフランスに実在するようですが、そことの関係だって怪しいもんです。
【SBD音質:★★★★★】
【アートワーク:★★】
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