
RANDY RHOADS / GUITAR SEMINAR[1CD]
SHOUT TO THE TOP / STTP 181
01 Private Lesson with Student Musonia N / Hollywood, CA / 1979 (1) (10:21)
02 Private Lesson with Student Musonia N / Hollywood, CA / 1979 (2) (12:47)
03 Private Lesson with Student Musonia N / Hollywood, CA / 1979 (3) (07:42)
04 Second Session / Music City, Greensburg, PA / Feb 2, 1982 (38:15)
05 QUIET RIOT Show / Whiskey A Go-Go, LA, CA / Jan 25, 1979 (04:57)
ランディが母ドロレス・ローズの営む音楽教室“MUSONIA MUSIC SCHOOL”でギター講師を務めていたときの様子を伝える、貴重な同録音源ブートです。録音月日は不明ですが、1979年であれば時期的にはオジーのオーディションを受ける直前になるでしょうか。彼が通常どのようなスタイルでギターを教えていたのかは不詳ですが、ここで聴けるレッスンは複数人を相手にした授業形式ではなく、タイトルにプライベート・レッスンとあるように特定の生徒を対象にした個人指導形式のものです。トラック1〜3にわたって「流麗なソロを弾いてみせるランディ師と、つたない指遣いで必至にそれを追いかける生徒N」という構図が展開されています(一部に「ヘヴィでグッとくるバッキングを弾くランディ師と、それにつたないソロを乗せる生徒N」という風景も)。速いパッセージをゆっくりと、音が拾える速度で弾いてみせてくれている点など、ランディ・フレーズの解析には重要な材料となる音源と言えるでしょう。
つづくトラック4は1982年02月02日、ペンシルヴェニア州グリーンズバーグ公演の会場となったミュージック・シティの楽屋で収録されたとおぼしき、インタヴュアー(音楽誌の記者か?)との質疑応答およびギターを使った奏法解説の同録音源です。音声がやや不明瞭な上に、ランディが比較的聞き取りにくい口調であるため、私程度のリスニング能力では会話の内容まで踏み込んで把握できず残念なのですが、“Revalation (Mother Earth)”や“Diary Of A Madman”のソロ/テーマをじっくりと弾き聞かせてくれる奏法解説だけでもその価値は十二分でしょう。バッキングを伴わない分だけ、ギターワークの華麗さが際立っています。残るトラック5は取り立てて聴きどころのない、蛇足的なオマケ音源でした。
【AUD音質:★★★】
【アートワーク:★★★】
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