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踊るブート法師(試運転中)
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OZZY OSBOURNE / KING AND CLOWN[2CD-R]
POWER GATE / POWER GATE-119

Disc 1
01 Intro: Carmina Burana
02 I Don't Know
03 You Looking At Me Looking At You
04 Crazy Train
05 Goodbye To Romance
06 No Bone Movies
07 Mr. Crowley
08 Revelation (Mother Earth)
09 Suicide Solution
10 Guitar solo
11 Drum Solo
12 Iron Man
13 Children Of The Grave
14 Steal Away (The Night)
15 Paranoid

Disc 2
01 Intro: Carmina Burana
02 I Don't Know
03 You Looking At Me Looking At You
04 Crazy Train
05 Goodbye To Romance
06 Mr. Crowley
07 Revelation (Mother Earth)
08 Suicide Solution
09 Guitar solo
10 Drum Solo
11 Iron Man
12 Children Of The Grave
13 Steal Away (The Night)
14 Paranoid

Disc 1 : Tauton Odeon, Tauton, UK / October 10th, 1980
Disc 2 : City Hall, Mayfair, Newcastle, UK / October 17th, 1980

名盤『BLIZZARD OF OZZ』を引っ提げてのファースト・ソロ・ツアーから2公演分をパッケージングした、良好なオーディエンス録音の2枚組CD-Rブート。ちょっと気の利いたブートの場合、アルバム・タイトルが歌詞の一部にちなんで冠されることも多く、例えば『DEEP INSIDE / OZZY OSBOURNE』が“Over The Mountain”のフレーズ“Something in my visions, something deep inside”から恐らくは引用されていたように、このブートも“Goodbye To Romance”の一節“I've been the king, I've been the clown”を下敷きに名付けられたと見て間違いないでしょう。

ディスク1は、1980年9月12日のグラスゴーからスタートして7公演めとなる、10月10日のトートン公演を収録。テープチェンジに起因するカットアウトが、あろうことか“Suicide Solution”におけるランディ単独のソロタイムにぶつかる、というこの不運……まさにソロ最高潮のタイミングで放り出されてしまうため、ランディ目当てに聴いている私のようなリスナーは頭を掻きむしりたくなること請け合いです。途切れたソロはそのまま戻って来ず、曲のリプライズ部分が寂しげにフェイドインしてくるだけ……という無常感も悲惨さに輪をかけています。
一方ディスク2は、通算9公演めとなった10月17日のニューキャッスル公演を収録。音質的にはディスク1と比べて微妙に劣るものの、ランディのギター・サウンドはこちらの方が多少クリアな印象を受けます。しかしながら、信じがたいことにまたもランディのソロタイムがテープチェンジの悲劇に見舞われており、掻きむしった頭を今度は壁に打ち付けたくなります。もっともトートンが絶頂でブツ切れとなるのに対して、ニューキャッスルはソロに突入した直後にカットが入り、後半部分は無事に楽しむことができるのでまだ救われた気がしますね。
どちらもこの時期の超優良音源『LIVE AT CHELMSFORD ODEON 22/10 1980』(ツアー11公演め)の高音質にはまるで太刀打ちできないものの、一般的なオーディエンス録音のレベルには達しているだけに、この“ランディぶつ切り”が惜しいったらありません。試しに計測してみたところ、トートンのソロ収録時間は正味1分18秒、片やニューキャッスルは正味1分03秒、当時の平均ソロタイムはだいたい1分45秒前後だったと思われるので、双方ともカセットテープをひっくり返すのに30秒程度はかかっている計算になります。「もっと手早くやれよ、素晴らしいソロを聴いてお前らどんだけ手が震えてるんだよ」って話ですね。表現を変えればどちらも90分テープを使用していたようなので「お前ら120分テープ買えよ」とも言えるのですが、あれはヨレやすいのでやはりオススメできません。てことは「テープを返すタイミングを想定してセットリスト組めよ」とオジーに言うのが正解かも(そんな無茶な)。それにしても、“No Bone Movies”があってもなくてもソロタイムでテープのA面が終わってしまうだなんて、そんな理不尽な話はないですよねぇ。そこへ行くと、ソロ終了直後というすべり込みセーフ!なタイミングでテープチェンジが発生している『LIVE AT CHELMSFORD ODEON 22/10 1980』はさすがであります。

“ランディぶつ切り”に目をつむれば、格調高い表ジャケと併せて、全体に漂うフレッシュさやスピード感、満ち満ちたアグレッシヴさ加減(リフ後のソロが未完成な“Crazy Train”で見せるランディの攻撃的なフレーズは白眉)など、この時期ならではの聴きどころが満載された好タイトルと言えるでしょう。ディスク2の“Paranoid”では、リー・カースレイクが構成を誤りひとりだけ早く曲を締めそうになって辛うじて持ち直す、というアクシデントも味わえます。

【AUD音質:★★★】
【アートワーク:★★★★】
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